Honey dip uno
あるところに、あまいものが大好きな カミル とゆう少年がいました。
住んでいる町から殆ど出歩いた事のないカミルは、未だ見ぬ世界への憧れでいっぱいでした。
ある日、カミルは街のはずれで、はちみつで出来た甘いDoorを見つけました。
「Doorの向こう側にはきっと、このつまらない世界とは違う、
ドギドキする何かがきっと待っているに違いない」
とDoorを、たたきはじめました。
するとどうでしょう、はちみつで出来たDoorはカミルを抱きしめるかのように包みこみ、
甘くドギマギするような事が次から次へとおこりはじめました。
カミルは嬉しくて笑みを浮かべはじめ
「なんて素敵なんだろう、前のつまらない世界とはくらべものになりやしない!!」
といい、Doorにだんだん呑み込まれてゆきました。
だけど、そんなにドギドキが長続きするはずもなく、しばらくするとカミルはすっかり飽きてしまいました。
そして別の何かを探すために、もがきはじめると
はちみつで出来たDoorはすっかり硬くかたまってしまっていて
カミルは身動きが自由にとれなくなってしまい、、、、
やがて笑みを忘れはじめ、、、
dos
Honey dip top