Honey dip  catorce

 

「あなたたちお互い気になってるんじゃなくって?」

 

カウンターテーブルには殆ど空っぽのはちみつ酒のボトル。

 そしてグラスが三個。

 

「何を言ってるのよ、、マダムの彼氏を盗ったり出来る訳ないじゃないのよ。」

 

 と女性客

 

「ち、違うよ!僕はマダムの恋話のお相手をしてただけだよ!」

 

 動揺する男性客

 

「そうよ、いつも私のメランコリー話に付き合ってもらってただけよ♪

でもこの坊ちゃんはいっつも私の話なんか上の空であなたの事ばっかり

気にしてたんだからぁ♪誰にもばれてないって思ってるらしいけど、

お顔に書いてあるのよね()

あ、そうそう、この、はちみつ酒もね、私の愛しい人の国の思い出のお酒なの♪

めったに手に入る事のないめずらしいお酒なのよ♪でもお酒って一人で飲むより

みんなで飲んだ方が美味しいでしょう?一緒に飲めて嬉しいわ♪」

 

「そうだったのね、、勝手に勘違いしてゴメンなさい、、

はちみつ酒、とても美味しかったわ♪」

 

「うふふ♪そして、お嬢さんもね♪お顔に書いてあるわよ()この商売を何年やってると

 思うのよ、見縊ってもらっちゃ困るわね♪」



quince


Honey dip top